論集
著者=市川 政憲(いちかわ まさのり)
装幀=菊地 信義
i | ||
『マルテの手記』とベン・シャーン | 10 | |
ii | ||
「放蕩息子」の帰還 | 32 | |
若林奮と素描 | 41 | |
若林奮―いのちに帰る | 51 | |
振動尺をめぐって―作品と注釈 | 55 | |
月の雫 | 65 | |
死者を死者として送るために―若林奮私論 | 75 | |
ラスコー洞窟を訪ねて―若林奮私論 2 | 85 | |
見ることの森/不在の森の中へ―若林奮私論 3 | 90 | |
一本の彫刻 | 100 | |
鉄の木―ひとつの椅子に寄せて | 112 | |
iii | ||
明治の洋画に見る「美術」の成立、あるいは作品と観客のあいだについて | 120 | |
近代日本美術における「感情」について―青木繁を軸に | 134 | |
生命の実相―中村彝・写実の精神 | 161 | |
安田靫彦、絵画の芳しさについて | 170 | |
岸田劉生はどこにいる | 177 | |
内なる国境―国吉康雄の芸術 | 190 | |
降りてくる空―野見山暁治の「絵画」 | 213 | |
時の旅人―東松照明 | 227 | |
名もなき「日」―エミコ・サワラギ・ギルバートのアメリカ | 237 | |
作品から空間へ―桑山忠明 | 241 | |
始まりあるいは遠さについて―多和圭三展によせて | 248 | |
まなざしという衣―鏑木昌弥の絵 | 263 | |
iv | ||
水を感じて―堀井英男の版画と水彩について | 268 | |
ひとつのメッセージ あるいは、震災後の「近さ」と隔たりについて | 278 | |
三・一一と河口龍夫 | 300 | |
中西夏之《着陸と着水 XIV 五浦海岸》について | 305 | |
光の水場にて―加納光於展によせて | 310 | |
「あいだ」の人、岡倉天心と五浦 | 319 | |