孔雀荘の出来事

　詩集　

　著者=相澤　啓三（あいざわ　けいぞう）　
　　装画=建石　修志

その時が来たのか。高い塔が二つながら崩れ落ちる…ひとりぼっちの子どもが夜汽車の轟きに耳を傾ける…とりあえず今を愛し、未だ自分という出来事があって、わたしはことばになって散ってゆく…終りへと、翔びたつ…ショウキョシマシタ――その時は来る。

　2002年8月10日初版第一刷　発行　　A5変（210×142）　154ページ　
　定価3080円　(本体2800円)　ISBN978-4-87995-550-0 C1092 \2800E

`孔雀荘の出来事`		4
`夜汽車の音`		10
`中野サンプラザのジミー・スコット`		16
`駅名`		20
`牛の守護者`		24
`消去`		28
`岩窟の老ガニメード`		30
`虹を前に終末を語るな`		36
`古い家の話`		44
`晩秋、洛西にてジェフリー・アングルス君に`		52
`かざぐるまが駆ける`		58
`ラクナウを発つ朝`		60
`ラ・ボエーム`		64
`詩の朗読`		66
`一夜、ですぺらで`		70
`お相撲さんはいい匂い`		72
`時間割`		74
`サイタサイタ`		82
`花喰鳥〈友への手紙〉`		88
`ありふれた花の写真`		92
`ぼくを愛した男たちのうちで`		96
`らぱん亭のお遊さま`		108
`色のない部屋`		112
`無邪気な拷問者`		116
`温室`		120
`山の詩を愛する見知らぬ知己Y・M氏へ贈る遠く青い山のガイド`
`その一　高瀬川渓谷`		124
`その二　黒川鶏冠山　一九六三`		126
`その三　種池のわかれ　一九六二`		128
`その四　北信牧場`		131
`その時`		136

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