散文集
著者=吉増 剛造(よします ごうぞう)
装幀=菊地 信義
スコットランド紀行I | 8 | |
奥から舟が、蕪村の舟が | 18 | |
小舟が遊んでいる夢の磯に | 24 | |
さらに未知へ、知られざる岸辺に | 26 | |
鳥たちもみたことのない巣のように、あるいは樹々も考えたことのない根のように | 30 | |
何処にもない木がわたしをはこぶ | 36 | |
異語交響 | 40 | |
スコットランド紀行II | 46 | |
(傍線が)立ってくる | 58 | |
読書日記 | 66 | |
読んだものの忘却を… | 70 | |
ワーズワース詩集・青森で | 74 | |
水裏の、一葉の後影を見詰め手て、幾月か、 | 78 | |
夢の舞台 | 82 | |
曽良の声が聞こえて来ていた | 86 | |
巨船 | 92 | |
水辺の女・II | 102 | |
対話――玉城徹氏と | 110 | |
犖涎遒猟海里茲Δ坊擇笋な… | 150 | |
僕の目に、海獣が、……。 | 156 | |
スコットランド紀行III | 162 | |
馬 | 170 | |
いとしい存在への絶えるざる呼びかけ | 172 | |
猯У舛覆△┐瓩鬮猝遒房里騰 | 178 | |
インドにはじめて | 184 | |
空中の立高の眼が注視していた | 192 | |
薊あざみよ、薊あざみ、 | 198 | |
山口哲夫さんをおくる | 204 | |
蘭法ランポクの丘のために | 208 | |
狭門が浮かんでいる、銀河の里が | 212 | |
月は絵だ | 220 | |
小川芋銭の牛久と東京 | 222 | |
何処かがすこし明るくなった | 226 | |
この夏は糸のきれた凧のように家から離れて路上にいることがおおかった | 230 | |
ヴィジョンの栖 | 236 | |
夢のなかにさらに小さな瘤がある | 242 | |
よびとめられて、われもわれにかえる | 248 | |